お買い得品 ★Freeway★c1984-1993ウェッジウッド「チャイニーズ・タイガー(グリーン)」17cmサイドプレート付き未使用トリオ。新着。

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商品情報


c1984-1993 Wedgwood “Chinese Tigers (Green)” (R4518)


ウェッジウッド
「チャイニーズ・タイガー(グリーン)」R4501

ウェッジウッドの象徴的存在

最も長く続いたデザイン

「チャイナ」へのリスペクト

バランス最高の17cmサイドプレート付きで

★送料は全国無料。クロネコヤマト便でお送りします。
★常時50点内外を出品中。他のものもぜひご覧ください。
★込み入ったご質問やお問い合わせは次のアドレスへメールしてください。(freeway@deluxe.ocn.ne.jp)

ウェッジウッドが1984年から1993年まで、「ウィリアムズバーグ」(Williamsburg)シリーズの一つとして製作した「チャイニーズ・タイガー」(Chinese Tigers)のグリーンのトリオです。通常はサラダプレートか、B&Bサイドプレートのどちらかを組んだトリオにするのですが、直径17cmのサイドプレートの在庫が出来ていましたので、今回はこれでトリオに。
因みに、17cmサイドプレートは1850年頃、英陶が完成期を迎えたころの最小のティー・セット(トリオ)のプレートとして使われたプレートの大きさでした。当時のティー・トリオは高価で、実用よりも装飾品としてキャビネットに飾られる場合が多く、カップの背にプレートを背負って飾る場合、棚に収まり、見た感じのバランスも良かったからだと考えらえます。勿論、実用もできる大きさ。
B&B(バターとパンをのせる)プレートというのは、デュオ+ディナープレート+サラダプレート+B&Bプレートの「5ピース・セット」を基本・最小の「ディナー・セットと考える売り方が一般的になって出来た最小プレート。デュオ+B&Bプレートを「トリオ」と称するのが正しいと言われる方がおいでますが、それは後からできた理屈。飾っても小さ過ぎるし、これにバターとパンをのっけて食事を頂くなんて上品なことは、出品者なんかにはとてもできない。在庫が無い場合が多いが、ウェッジウッドのセットには17cmサイドを必ず作っています。
ついでに言うと、サラダプレートは「スターター」プレートとも呼ばれます。ディナー・セットに拡大していこうとすれば、トリオの皿としてまずサラダプレートを手に入れ、増やそうという考え方。飾るにも撮影するにもサラダプレートは少し大きくてバランスを描くのですが、拡張を含め、とにかく有用なので、17cmがない場合はサラダプレートを組むようにしたい。B&Bを使う場合は17cmもサラダもない場合。或いは安く上げたい場合。
チャイニーズ・タイガーで言えば、このところサラダプレートの価格が高くなり、また以前より英米からの送料が上がっています。荷物の大きさの規格が変わったようです。当方の取り寄せ先ではサラダプレートは1万円強。これ1枚を取り寄せようとすると、送料が5千円かかってしまいます。送料高騰が出品者には最も痛い。そういう状況。

デュオはウィリアムズバーグ・シリーズ発足時のオリジナル・バックスタンプ。Commemorative Wearの文字があります。サイドプレートはWilliamsburgの筆記体ロゴ付きで、これはオリジナルからほんの数年後に復刻されたもの。技術も何も変わってないから、復刻はないでしょうか。
パターンNo.は「R4518」。ランチョンプレートにはその筆記体ロゴがなく、Commemorative Wearの文字が印字されています。こちらのパターンNo.は「R4501」。

1984年にウェッジウッドが新しい「ウィンザー・シェイプ」デビュー記念のシリーズ(Commemorative Wear)として製作した「ウィリアムズバーグ」(Williamsburg)の中に、レッドとグリーンの「チャイニーズ・タイガー」がありました。
初めは限定的製作のようでしたが、1987年になって、筆記体のWilliamsburgをバックスタンプに加えた「継続版」シリーズとして「チャイニーズ・タイガー(レッド&グリーン)」「郭公」「ビアンカ」「チャイニーズ・フラワー」の5種が1993年まで作られています。初めにあった「コロニアル・スプレイ」(Colonial Sprays)だけが外されています。
このパターンは一見して手描きと分かる見事な花柄。特にディナープレートは絵皿としても素晴らしいという出来栄えで、出品者は何度も取り寄せ、お薦めしてきました。ウェッジウッドのやり口というか、かなり面倒な手描きなので継続しないで消したんだろうと出品者は勝手に解釈していました。しかし改めてUSAの取り寄せ先の資料を見ると、製作は1974年から1980年と明記されています。これが謎を深くします。
「コロニアル・スプレイ」のバックスタンプは他と同じCommemorative Wearの文字が印字されています。他が1984年に始まったのも確かです。Commemorative Wearとして「コロニアル・スプレイ」がまず作られ、後が1984年から追随したのでしょうか。

ウィリアムズバーグの各パターンが選ばれた理由。「チャイニーズ」と冠したものは、ウェッジウッドなど英陶が目標として追った日本磁器、シノワズリ的デザインの物の代表格です。「郭公」は日本の磁器、或いは日本画への傾注を示す。これに対して、「ビアンカ」だけは、ウェッジウッドで活躍した歴代の女性絵師・デザイナーを象徴するようなデザインです。日本と日本という磁器の先進国へのリスペクトがあり、それに多くの社内の女性デザイナーへのリスペクトが加わる。このあたり、ウェッジウッドの泣かせる良さではありませんか。

このシリーズが大好評だったんでしょう。ここから、この「ウィンザー・シェイプ」を使った様々なパターンを世に送ります。20世紀末の各種記念のカップを作った際、ウェッジウッドのちょっとした解説に、「ウィンザー・シェイプは20世紀のウェッジウッドを代表するものである」とありました。多くの「リー」ファンよ。腹を立ててはなりません。リー・シェイプはとても古くから使われていて、19世紀に始まっています。だから20世紀代表選抜のメンバーに入れないのです。
ウィンザー・シェイプはコールポートのあの「バット・ウィング」に似ていませんか。出品者はあのファルムを基に考案したんだと勝手に信じています。名陶を傘下に収めたが、それをもリスペクとして止まないのがウェッジウッドです。コールポート美術館も残して運営していますし、ウェッジウッドのこの辺りの行為には頭が下がる面がありますね。

さて、チャイニーズ・タイガーです。レッドが昔から超レアなのは、1980年まで作られず、途中で消えているからだと思います。どこで消えたかは出品者では分からない。
「狛犬」を間違って「タイガー」と名付けてしまい、「ダイナスティ」と新作で名を変えるまで、日本人や日本人には恥をさらしてきたんですが、まあ、それはいいとしましょう。
出品者はダイナスティにも受け継がれた「レッド」が本来の色だと思っています。薄い朱色の「レッドの狛犬」は、日本や日本的には「魔除け」の色ですよね。日本風に習うなら、レッドが中心であるはずが、グリーンが圧倒的にたくさん作られています。

実は、タイガーの歴史はとても長く、「チャイニーズ・タイガー」となずけられるずっと以前から、この絵柄のまま、続いてきたのです。出品者の僅かな経験から憶測するのですが、描き始めからウィリアムズバーグに参加するまでは「ブルー」でした。出品者が手にした最古のタイガーは、リー仕様。グレーの村雲の下で、薄いブルーの同じデザインのタイガーが見得を切っている。それはそれは素晴らしい逸品で、販売してしまったことをず~っと悔やんでいます。また逢えるだろうと甘い考えだった。多分このカップには「チャイニーズ・タイガー」の名前はまだなかった。
その後、「ウィンザー・シェイプ」より一回りほっそりした旧ウィンザー・シェイプで同じ絵柄の「ブルー」「グリーン」が登場します。「ブルー」(Y6923)が何時から何時まで作られたかの記録は探せませんが、ウィリアムズバーグ・シリーズが始まる少し前まではあったようです。あったから、売れ筋ながら「ブルー」は新たなウィンザー・シェイプでは作られることはなく、旧スタイルで兄弟分として市場に出ていました。この時、「グリーン」も作られていて、こちらは新シェイプに衣替えして、その後もっともたくさん製作されています。出品者はこの古い「グリーン」を所有していますが、出品する気はありません。
もったいないなんて言うのではなく、どう転んでもサイドプレートなりサラダプレートを見つけることが出来そうもないからです。

長々書いてきましたが、ここで皆さんにも気付いてほしいことがあります。タイガーは手描きだろうということです。手描きの時代から同じ図柄でやって来ています。多分、輪郭をグリーンの線で「転写」し、彩色した。
それと細かいことを言えば、グリーンとレッドでは「眼」の描き方が違います。レッドのタイガーは、ポツンと黒点で目を入れてあるのに対し、グリーンは周囲と同じ調子で描きこまれます。
赤い狛犬がきょとんとした目でこっちを見ているのやら、結構厳しい目を向けたのやら、細かく楽しめるのです。レッドとグリーンを同時に出したいと考えていますので、見比べてください。なんとなく、レッドに親しみが沸くんじゃないかと思います。

以前から言いたかったのは、タイガーに限らず、ウィリアムズバーグは大部分が手描き或いは手彩色だろうということ。郭公は写真でも納得できますよね。チャイニーズ・フラワーのあのミステリアスな深い赤は、あれは印刷(転写)は無理だろう…。

カップの高さ6.5cm、口径9cm。ソーサーの直径は14.5cm、深さが3cm。サイドプレートの直径17cm。全て新品からストックされた未使用品。

ほかにもたくさん出品しています。ぜひご覧ください。


+ + + この商品説明は オークションプレートメーカー2 で作成しました + + +
No.108.001.005
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