『羅』と『有職織物』で人間国宝(重要無形文化財保持者)の指定を受けられました【俵屋十七代目・喜多川平朗】さん。 西陣織の老舗「俵屋」の十七代目に生まれ、その生涯を掛けて正倉院裂の調査を行い、錦・綾・羅等…、古来から伝わる数多くの織りや染色の技法の復原に力を注がれました。 中でも『有職織物』と呼ばれる平安時代の貴族の装束や調度に用いられた織物に精通し、その技法の復興に努めた事が認められ、今日の西陣織にも多大な功績を残された日本を代表する染織界の第一人者こそが、こちらの帯の製織者【喜多川平朗】さんなのです。 長きに渡り多くの人々を魅了し続けている有職織物は、室町時代から500年余り続く西陣の織屋によって受け継がれ、江戸時代より有職織物を専門に手掛けてきた「俵屋・喜多川家」によって大切に受け継がれて参りました。 こちらのお柄は、多くの有職文様の中でも大人気の『亀甲繋ぎ文様』に『唐花菱』 ご結婚式や七五三、お宮参りのお付き添い、お茶会やお慶びのシーンなど、晴れやかなお席に最適な気品溢れるモチーフです。 また喜多川作品は白地が多いのですが、こちらの作品は優美なお色目アイボリーを基調としておりますので、お締めになる季節や合わせる着物や小物を選ぶことのない優れもの。 袋帯と同格の作品ですので、華やかなフォーマルからオシャレなお出掛けに至るまで、幅広いシーンにてお締め頂けます。 気品に溢れた帯地に華やかさとしっとりとした趣を湛え、また優しくも美しい織り糸によって上品な彩りを添えた、正に秀逸の仕上がり。 優しくも華やかなお色目や格調高い意匠はもちろん、喜多川作品ならではのふわりとした極上の風合いは他のお品では感じられないほどに大変素晴らしいので、ぜひこの機会にご堪能下さい。 名門織匠、俵屋十七代目【喜多川平朗】作品ならではの、袋帯を凌駕するほどの名古屋帯 染織美術品としてのコレクションとしても、また大切なお席に品格を添えるとっておきの帯としても最適な逸品です。 ぜひこの機会に『高島屋』さんにてお誂えになられた名品を身に纏って頂き、多くのシーンにて気品溢れる帯姿をお楽しみ下さい。 　　　　　　　　　　 ～鎌倉ふわり～ 　【寸法】 長さ　３７０ｃｍ　　　幅　３１ｃｍ 　【素材・状態】 正絹 一度ご着用された程度の、大変きれいなお品です。